転職したい!けどスキルがない・怖い・何がしたいかわからない20代

「転職したい気もするけどどうしよう」「転職した方がいいのかどうかわからない」そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
迷ったら、まずは「本当に転職すべきかどうか」考えてみることが大切です。
- 転職したいけど、何がしたいかわからない
- 20代で転職したいけどスキルがないので困っている
そんな悩みがあるなら、まずは「転職したいと思う理由」を明らかにしてみましょう。
この記事では「本当に転職すべきかどうか」について解説します。転職を決意したらやっておきたい準備についても紹介していますので、参考にしてください。
転職したいけど本当に転職すべき?転職したいときに考えること
「転職したいけど何がしたいかわからないし、転職する勇気がない」「転職したいけど20代でスキルもないし、怖い」など、本当に転職するべきなのか?と悩む人も多いですよね。
まず、自分の気持ちを見つめ直してみることが重要です。次のチェック項目を確認してみてください。
- 今後どうしてもやりたいことが別にある
- 今の職場に将来性が全く感じられない
- このままでは自分の希望が絶対に叶わない
- 給与・待遇が確実に業界の平均以下である
- 自分の強み・得意な仕事・希望の転職先が明確に分かっている
1つでも「確実に当てはまる」人は、転職するのが好ましいと言えます。
「転職活動を始める前の準備は3つ!自分の考えをまとめましょう」の章で転職準備を始めましょう。
また「昇進して経営に携わりたい」「育休・産休から復帰後は時短勤務で働きたい」など、主に働き方について具体的な希望がある場合も、転職するのをおすすめします。
転職すべき理由が明確にわからないなら、転職したい理由をもう一度考えてみましょう。詳しくは次の章で紹介します。
「転職したい理由」が「転職先に求める条件」を決める!
転職するうえで最も大切なのは、なぜ転職したいのか具体的に分析すること。
「なんとなく嫌だから転職したい」「自分に合っていない気がする」などの考えでは、転職先でも同じような理由で転職したくなる可能性があるのです。
新卒・20代・30代など、どんな状況の人にも言えることです。
次のような理由で転職を考えている人は、転職理由をもう一度考え直すことをおすすめします。
- 給料が安い
- 上司や部下、同僚と仲良くできない
- 何のために働いているのかわからない
- 毎日が楽しくない
- もっと面白い仕事がしたい
- 仕事が難しくてついていけない
- 仕事でミスして怒られるのが嫌だ
- 今の職場がブラック企業だ
「転職したい」と感じた理由が、転職先に求める条件を決めます。
転職したい理由が「給料が安い」という場合を例にして、見ていきましょう。
「給料が安い」と感じる理由と、そこから考えられる「転職先に求める条件」の例は次のとおりです。
給料が安いと思う理由 | 求める条件 |
---|---|
サービス残業が多い | ・残業手当の支給がある ・就業時間内に終了できる業務量である |
どれだけ成果を出しても昇給しない | ・社員の評価制度が明確である |
残業させてもらえない | ・残業代なしでも一定の給料がもらえる |
休日出勤でも手当がつかない | ・勤務日が明確に決まっている ・完全週休2日である |
ボーナスが出ない | ・賞与がある ・正社員登用制度がある |
同業他社より基本給が低い | ・基本給が高い ・諸手当がつく |
どういう点において「給料が安い」と感じるのかは人それぞれ。給料を不満に思う理由は、転職先に求める条件に繋がります。
求める条件が分かったら、次は「今の職場で改善できないか」という点を考えてみましょう。
転職したい!の前に不満を改善?スキルがない・怖いなら考えてみよう
ここまで転職理由の考え直しについて説明しました。では、考え直した理由や会社の問題点が「今の職場で改善される」ことはないでしょうか?
このような問題点が解消される見込みのある場合、むりに転職する必要はありません。
転職にはリスクがつきもの。転職後の会社にうまく馴染めない場合や、「入社したら実はブラックだった」なんて言う場合もあるんですよ。
リスクを避けるためにも、今の職場で問題を改善できるかどうか考えてみましょう。
転職したい理由 | 改善方法 |
---|---|
サービス残業が多い | ・残業代の申請ができないか上司に相談する ・業務量を減らしてもらう |
職場の人間関係が悪い | ・他の部署への異動を願い出る ・挨拶など積極的なコミュニケーションを試みる |
上司からパワハラを受けている | ・その上司よりも上の、上層部に対応してもらう |
夜勤による体への負担が大きい | ・日勤のみで働けないか相談する |
仕事を教えてくれる先輩がいない | ・上司に指導をお願いする |
やりたい仕事ができない | ・他の部署への異動を願い出る ・新しい仕事を上司に提案する |
例えば、残業代を申請するなど上司に相談して改善されるのであれば良し。ただしどうにもならない場合もありますから、そのときは転職するというのも一つの手です。
社外の人に話を聞いてもらうことで、良い解決法が見つかることもありますよ。
転職したいならまず準備!何がしたいかわからない、とならないために
ここまで転職したい理由や、その改善方法を考えてきました。今の職場では問題が改善されない場合や自分の希望が叶わない場合は、転職に向けての準備を始めましょう。
転職に向けて準備したいことは次のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1、転職したいけどスキルがない?まずは「自己分析」
自己分析をするうえで大切なのは「自分の強み」を発見すること。
企業の求人に応募する転職活動では、履歴書や面接の場において「自分の強み」やスキルをアピールする必要があります。
まずは次に挙げる項目を紙に書き出してみましょう。
項目 | 例 |
---|---|
経験職種 | ・通信販売のオペレーター ・不動産会社の営業 ・アパレルショップの店員 |
仕事内容 | ・新規顧客獲得のため、アポなしで多くの店を回っていた ・お客様への商品紹介がメイン。求められれば具体的な商品説明や、実践もしていた ・スピードと作業効率を意識した、パソコンの入力作業が多かった |
今までの経験 | ・新商品の企画提案に携わったことがある ・海外出張が多く、これまで数十カ国を訪れた ・商品の発注や従業員の教育、勤怠管理、経理など幅広くこなしていた |
身につけた知識・技術 | ・お客様に説明するため、幅広く商品知識を身につけた ・営業で大切なのは、相手に話を聞いてもらうこと。親しみやすい笑顔とコミュニケーション能力を持っている |
仕事上の実績 | ・社内の商品販売数1位になったことがある ・作業効率アップのために作業内容の変更を上司に提案した結果、利益アップにも繋がった ・会社が推薦している資格の試験に合格したため、表彰された |
できれば紙に書き出すことをオススメします。文字にすることで頭の中が整理されて、考えがまとまりやすくなりますよ。
自分の得意だった仕事や、評価されて嬉しかったことなどを思い出して書くのがポイントです。具体的に書き出してみてくださいね。
自己分析の主な項目を書き出せたら、次はそこから「自分のできること」を明らかにしましょう。「自分のできること」は「自分の強み」やスキルに繋がるのです。
例えば次のようなものが考えられます。
できること | 強み |
---|---|
アポなしで多くの店を回る | ・初対面の人と仲良くできる「親しみやすさ」 ・会話を通じて顧客の希望を汲み取る「対話力」 |
お客様に商品説明をする | ・新しい知識を学ぶ「意欲」と「探究心」 ・商品をアピールする「プレゼン力」 |
「自分のできることが、どんな強みに繋がるのかわからない」という人は、第三者に意見をもらうのがオススメです。
自分ではつまらないと思っていることでも、他人にはアピールポイントだと思われることもありますよ。
2、転職したい!なら、希望条件を明確に
転職先への希望条件を考えるうえで大切なのが、「ここまでは譲ってもいい」というラインを決めておくこと。
仕事内容や給与、勤務地など、転職先に求める条件はたくさんありますよね。それぞれ1つずつ書き出して、「最低これ以上は必要」という基準を決めましょう。
ここで注意したいのは、「これだけは譲れない条件」と「妥協してもいい条件」をはっきりさせておくことです。
3、転職したいけど怖い、を克服!会社や求人の情報収集をしよう
転職先の希望条件が決まったら、その条件をもとに「どんな求人があるのか」と「その求人の企業情報」を調べましょう。
情報収集を行う目的は次の2つです。
- 自分の希望やスキルに合った求人を探す
- 転職したい理由が、その企業で解決できるか確認する
求人情報と、その企業情報を見るうえで、それぞれ着目したい点は次のとおり。
- 職種・職務内容
- 給与・手当
- 労働時間・休日
- 勤務地
- 福利厚生
- 事業内容
- 経営状態や成長企業かどうか
- 勤務環境や待遇
- 経営者の考え方や企業理念
- 企業の風土
- 社員の在籍年数
- 取扱商品やサービス
情報収集のポイントは、できるだけ多くの情報を集めることです。
集めた情報を比較検討し、「自分の希望条件に合う会社」を見つけましょう。
実は、一般には公開されていない非公開求人があり、転職エージェントに登録すると転職アドバイザーが、希望条件に合う非公開求人を紹介してくれますよ。
どうしても見つからない場合は、転職先に求める条件のハードルが高すぎる可能性があります。もう一度条件を考え直して、妥協できる点を検討しましょう。
実際に「希望していた条件とは少し違ったけれど、好きな仕事ができて満足している」という人もいますよ。
そもそも「やりたい仕事がない」「楽な仕事を探している」という人は、次の記事もおすすめです。
また、転職すべきかどうか、客観的な意見を聞くのも1つの手です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すると、第三者の視点や転職のプロの視点、転職市場の動向などから「転職すべきかどうか」を判断するヒントをもらえます。
おすすめの転職エージェントは次の記事の中で紹介しているので参考にしてみてくださいね。
転職したい!けど…と勇気がないなら転職前の準備が大切!
この記事では「転職したい」と思ったときにすべきことを紹介しました。
転職したいと感じたら、まずは本当に転職すべきか考えましょう。
転職理由を考え直して改善方法を探ることで、問題が解決することもあります。改善方法がわからない場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのもいいですね。
転職すべきと思ったら、転職活動に向けての準備を始めます。転職前の準備は、主に「自己分析をする」「希望条件を明確にする」「情報収集をする」の3つが重要。
悩んだときは第三者の意見を聞くことで、自分の考えがまとまることもありますよ。
転職活動の前にしっかり準備をして、転職成功を目指しましょう。





