長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果(令和3年度分)

~令和3年度の監督指導結果では3割で違法な時間外労働を確認~

厚生労働省より、令和3年度に労働基準監督署が実施した
長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導の結果が、監督指導事例と共に公表された。

この監督指導では、各種情報から時間外・休日労働時間数が1か月当たり80時間を
超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る
労災請求が行われた事業場が対象となっている。

対象となった32,025事業場のうち、10,986事業場(34.3%)で違法な時間外労働を確認され、
是正・改善に向けた指導が行われた。尚、このうち実際に1か月当たり80時間を超える時間外・
休日労働が認められた事業場は、4,158事業場(違法な時間外労働があったもののうち37.8%)
であった。

厚生労働省では、今後も長時間労働の是正に向けた取組を積極的に行うとともに、
11月の「過重労働解消キャンペーン」期間中に重点的な監督指導を行う方針である。

■厚労省資料 より抜粋
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27109.html

ベクトル広報チーム