2024年 新年の挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年は10月に中東で戦争が勃発したり、開戦から2年目に入ったウクライナ戦争が未だ終結の兆しを見せないなど、不安定な世界情勢が続きました。一方で国内経済は、5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に移行して、インバウンドを中心としたリベンジ消費が活性化し、デフレ経済からの脱却の出口が見え始めるなど、やや明るさも見え始めた年でもありました。

そのような中で、今年の企業経営を取り巻く環境は、労働生産性の向上がより一層求められる年になると思われます。物流・建設・医療業界の「2024年問題」を始めとする「働き方改革」が進展すると共に、物価上昇率を上回る実質賃金の上昇による従業員の生活の豊かさが求められています。また、少子高齢化による生産年齢人口の減少により、人手不足がますます深刻になってきます。生成AI等の新しい技術も十分に活用しながら、従業員の持つ能力、すなわち人的資本を向上させなければなりません。賃上げを実施しつつ、労働時間をはじめとする職場環境を改善することによって、求職者や既存従業員に選ばれる企業になることが大切です。

「人と組織にパワーを吹き込み、人と組織のベクトルを合わせること」をミッションに掲げる私ども株式会社ベクトルにとりまして、人事制度変更や研修、アセスメント等を通じて企業の皆さまの人的資本向上のお手伝いをさせていただく機会が更に増えることと存じます。

新たな年の始まりを迎え、私たちは大いなる可能性とチャレンジを感じています。ご愛顧いただいている皆様と共に、更に発展し続けることを心から願っております。2024年も、厳しい状況に立ち向かいながら、お客様にとって価値あるパートナーであり続けることをお約束いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

2024年1月1日
株式会社ベクトル
代表取締役 卜部 憲