一度落ちた会社に再応募!不採用でも期間をあけて再チャレンジ

第一志望の企業から内定を獲得するのは簡単なことではありませんよね。
転職活動をしている人のなかには「新卒の就職活動で不採用になった企業が諦められない」「一度落ちた会社に再チャレンジしたい」という人もいるのではないでしょうか。
そこで気になるのが、過去に不採用になった会社に再応募ができるのかどうかです。この記事では、企業への再応募について解説していきます。
一度落ちた会社に再応募はできる?ホームページや募集要項をチェック
結論から言うと、一度落ちた会社に再応募することは可能です。ただし、求人を出しているからといって必ずしも再応募を受け入れているとは限りません。
そこで重要なのが企業情報の入念な下調べです。
一度落ちた会社に再応募!再応募者を受け付けているかを調べる
まずは、その企業のホームページや募集要項をしっかり読んで、再応募に関する記載があるか確認しましょう。
特に記載がない場合は、再応募可能と考えて良いでしょう。しかし、「再応募不可」と記載がある場合は、再チャレンジは難しいと言えます。
明らかに「不可」と記載されているのであれば、残念ですがその企業への再応募は諦めざるを得ないでしょう。
不採用通知後すぐに再応募は無理?条件を設けている場合がある
再応募者を受け入れている企業のなかには、次のように条件を設けている場合があります。
【条件の事例】
- 前回の応募から半年以上経過していること
- 不合格になった職種への応募は、選考から1年以上経過していること
- 同じ年度での再応募は不可(年度が異なれば可能)
再応募の際には、企業側が提示している条件を自分自身がクリアしているかをしっかり確認しておきましょう。
再応募する前に知っておきたい注意点!不採用後すぐの再応募はNG
続いて、実際に再応募をする前に知っておきたい注意点について解説します。
【一度落ちた会社に再応募する際の注意点】
- 不採用後すぐの再応募はNG
- 再応募しても不採用になる可能性がある
- 不採用時と同じやり方で再応募はNG
一度落ちた会社に不採用後すぐの再応募はNG
前述の通り、企業によっては1ヵ月・1年など一定期間を空けるように制限している会社もあれば、いつでも応募して構わないとする会社もあります。
しかし、再応募ができるからといって落ちた後すぐに応募するのは避けたほうが無難です。
一度目の選考で落ちたのには必ず理由があります。その理由を着き止め、克服し、ブラッシュアップやスキルアップを図るにはある程度の期間が必要になります。
何よりも、企業側はその期間にその人が「何をして」「どう成長したのか」というところに、再応募者に対して検討の余地があると考えているのです。
企業の再応募に関する条件や不採用になった原因にもよりますが、最初の選考から再応募までは少なくとも1~2年の期間は空けたほうが良いでしょう。
再応募できても採用されるとは限らない
当たり前ですが、再応募者を受け付けているからといって内定がもらえるとは限りません。
「二度目の応募で意欲が伝われば採用されやすいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は再応募者に対しては選考のハードルが高くなる傾向にあるのが現実です。
前述の通り、企業側は何らかの理由があって応募者を不採用にしています。
また、不採用の理由が「応募者の資質や人柄が社風と合わない」という場合は、そもそも応募者と企業の相性が良くないのかもしれません。
残念ですが何度チャレンジしても同じ結果になる可能性が高いので、「縁がなかった」と捉えて切り替えたほうが良いでしょう。
同じやり方ではまた不採用になる可能性もある
再応募をする際、前回とまったく同じやり方で書類選考や面接に臨むのは避けましょう。
通常、不採用の原因は応募者本人に明かされることはありませんが、企業研究、書類の書き方、面接時の受け答えなどどこかに不採用になった理由があるはずです。
その点を顧みることなく前回と同じ内容のアピールをしてしまっては、せっかくの再応募のチャンスも意味を成しません。
むしろ、「進歩がない」「経験を活かせていない」といったマイナスの評価につながってしまう可能性が高いでしょう。
一度落ちた会社に再応募するのが本当にいいのか?
世の中にはたくさんの企業があり、同じ職種なら何もその企業でなくても働けます。また、再応募から内定を獲得するのは簡単なことではありません。
それでもなぜ再応募をするのか、もう一度自分自身に問いかけて考えを整理してみましょう。
- 「本当にその会社でしか自分の希望は実現しないのか?」
- 「他の企業で夢や理想は叶えられないのか?」
- 「どうして再応募までしてその会社に入りたいと思うのか?」
一度落ちた会社に再応募!成功するためのポイント6つ
再応募で内定を獲得するには、初回とは違った対策を取る必要があります。
ここで、再応募で成功するために必要なポイントについて押さえておきましょう。
- 不採用の経験を活かす
- 再応募企業の情報収集やり直し
- スキルを身につけ、経験を積む
- 再応募の事実を伝える
- 再応募の理由を伝える
- 職種、地域を変えて再応募
【再応募で成功させるポイント1】不採用だった経験を活かす
前回と同じやり方は避けましょうという話をしましたが、再応募で何よりも大切なのは「不採用だった経験を活かす」ということです。
同じ企業に再チャレンジする際には、しっかりと初回の選考内容を振り返って採用につながらなかった理由を洗い出しましょう。
- 筆記テストで点数が取れなかった
- 企業が求めるスキルに達していなかった
- 質問に対して上手く回答できなかった
- 自分の強みを上手くアピールできなかった
テストの点数やスキル・経験不足など、企業が求める基準に達していなかったために不採用になるケースは多いです。
「企業のニーズを満たすには自分に何が足りなかったのか」を明確にして弱点をカバーする対策を講じましょう。
【再応募で成功させるポイント2】業界・企業の情報収集をやり直す
転職活動を成功させるために欠かせないのが情報収集です。
二度目の挑戦ともなると「前回の応募時に十分やったから…」と手間を省きたくなるかもしれませんが、業界・企業の情報収集は一からやり直しましょう。
また、前回不採用になった理由がそもそも情報不足だった可能性もあります。再応募の際には、企業のホームページや会社四季報で最新情報を把握しておきましょう。
企業のホームページ | 経営理念・企業沿革・製品やサービス紹介・業界シェアなど |
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企業の採用サイト | 事業内容・キャリアステップ・研修制度・福利厚生・社員インタビューなど |
会社四季報 | 会社の設立・売上高・経常利益・株主資本利益率・新規事業など |
最新情報を集めると同時に、改めて「企業がどういう人材を求めているか」についても深堀りしておくことで、より具体的で適切な対策ができるでしょう。
【再応募で成功させるポイント3】スキルを身につける・経験を積む
最初に応募した際にスキル不足で不採用になってしまったという人は、募集要項や採用情報を確認したうえで必要なスキルを身につけて再応募に臨みましょう。
【事例】
- IT業界ならプログラミング知識など、業務上必要な知識を身につける
- 応募条件として記載されている資格を取る
特に、専門的な知識を求められる業界・職種の場合は、不採用の理由が能力不足であるケースが多いです。「実際に入社したらどんなスキルが必要になるか」を考えてスキルアップ対策をすることで、面接者に対してもアピールしやすくなり高評価につながるはずです。
【再応募で成功させるポイント4】再応募であることをしっかりと伝える
二度目のチャレンジということになんとなく後ろめたさを感じるかもしれませんが、あらかじめ応募企業に再応募である旨を正直に伝えるのがおすすめです。
再応募の行動から熱意を感じてほしいと期待する人もいるかもしれませんが、それだけではアピールとしては不十分です。場合によっては再応募であることに気づいてもらえない可能性もあるでしょう。
また、しれっと再応募して後からバレるよりもあらかじめ再応募だということを伝えておいたほうが面接の対策もしやすくなります。
履歴書・職務経歴書を送る際に「添え状」を同封して、二度目の応募だということを企業側にきちんと伝えましょう。
【添え状例文】
- 前回の応募時期(例:〇年〇月に不採用のご通知をいただきました)
- 前回からの変化(例:〇〇の業務を△年経験しました)
- スキルアップの内容(例:〇〇の資格を取得いたしました)
【再応募で成功させるポイント5】再応募の理由を伝える
志望動機は転職活動で必ず聞かれる質問ですが、特に再応募者の場合は、「なぜ再応募したのか」「なぜその会社でなければならないのか」「なぜ他の会社ではだめなのか」ということを企業側に伝えることが重要です。
このとき、ネットに溢れているようなテンプレートに頼るのは避けて、自分自身の言葉で伝えるように意識しましょう。
面接では緊張するかもしれませんが、気持ちを込めた自分なりの言葉で「この会社に入りたい!」という気持ちを面接官に伝えるよう心がけてください。
【再応募で成功させるポイント6】職種や地域を変えて応募する
その企業自体に魅力を感じていてどうしても入社したいなら、職種や勤務地を変えて応募するのもひとつの方法です。
応募先の部署が異なると、求められる人材や能力も変わります。自己分析をやり直さなければならないかもしれませんが、職種を変えて合格に至った事例はあります。少しでも採用のチャンスが欲しいなら検討してみるのがおすすめ。
また、「〇〇支店」など地域ごとに採用担当者を設置している企業もあります。そうした企業なら前回とは違った採用担当者と面接する可能性があるので、応募者のチェックポイントや印象も変わってくるはずです。
そもそも企業にマッチしていない人物像であれば同じ結果になってしまうこともあり得るので、自己分析と企業分析を念入りに行ったうえで判断しましょう。
再応募でのアプローチ法がわからないなら転職エージェントがおすすめ
「不採用になった理由がわからない」「再応募でのアプローチに自信がない」という人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
そのほか、転職エージェントに登録することで、次のようなさまざまなサポートが受けられます。
- 応募書類についての指導
- 面接の練習や対策
- 面接の日程調整
転職エージェントには、幅広い業種に対応している「総合型」と分野を限定している「特化型」の2種類があります。
さらに「第二新卒に強い」「30代の転職に強い」など、転職エージェントによって強みが異なるので、再応募を希望している企業や自身の状況に合わせて選んでみてください。
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一度落ちた会社に再応募して、内定を目指そう!
どうしても諦められない企業があって、その会社が再応募を受け付けているなら、もう一度チャレンジしてみるのも良いでしょう。
再応募から内定を獲得するのには、実務経験を積んだりスキルアップを図ったりとさまざまな努力が必要ですが、それで自分自身の希望が叶うなら頑張ってみる価値はあります。
もし不採用になってしまったとしても、自己成長には必ずつながるので、その後のキャリアアップにきっと役立つはずです。
不安があるなら転職エージェントのサポートを受けるなどして、万全の対策をして再応募に臨みましょう。





